
画像処理を用いて取得した画像の解析をしようとするとき、一見、それは非常に簡単に見えるが、いざシステムに仕上げようとすると、これが結構難しいことに気付く。
これは、人間の視覚機能を機械で実現する際に、必然的に我々の前に立ちはだかる、見えざる壁である。
この見えざる壁は、如何なるものか。分かっているようでいて、実は誰も知らない。それは、人間の視覚機能が心の機能であることに起因するからである。
では、この心の機能を如何にして実現するか。それは、ひとり画像処理の扱う分野だと思われている方が、大部分であろう。
我々は、これに対して、光と物体との相互作用である光物性をベースにして、画像処理用照明の構築をしようとするものである。これを、マシンビジョンライティングと呼ぶ。
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増村 茂樹(ますむら しげき)
シーシーエス株式会社
技術・研究開発部門 主幹技師
1981年京都大学工学部卒。
15年間日立製作所中央研究所にてマイコンをはじめとするシステムLSIの研究開発に従事。その後出家し、仏門に入って5年間仏教を学ぶ。還俗後、シーシーエス株式会社に入社、ライティング技術の確立に尽力する。
各学会等での招待論文・講演をはじめ、各種専門誌への論文投稿、連載記事執筆、大学等での講義、各企業向けの講演を随時実施。
電子情報通信学会正員、精密工学会正員、OSA(Optical Society of America) 正員、厚生労働省所管 高度職業能力開発促進センター(愛称:高度ポリテクセンター)外部講師、日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)副代表理事、同協会照明分科会主査。
著書に「マシンビジョンライティング基礎編」2007年、「マシンビジョンライティング応用編」2010年、共にJIIA刊がある。