2026-03-27

補光のプラス効果は1つじゃない

シーシーエス株式会社の中川です。

今回は温室補光の効果に関して、
通常とは違う切り口でお話をさせて頂きます。

補光とは、太陽光だけでなく、
照明からの光を足すことで、
光合成量を増やして、収量や品質を向上させる技術です。

補光によって得られるプラスの効果としては、
一般的に下記のようなものがございます。

  • 収量の増加と安定化
  • 品質の向上と安定化
  • 収穫時期の前倒しと延長
  • 雇用の安定化(季節ごとの作業量の平準化)

これら以外のプラス効果として、
今回ご紹介したいのは、「非日常空間の演出」です。

なんのこっちゃ、と思われそうですが、
例えば観光農園でのナイター営業をイメージして下さい。

観光農園は「体験」が重要なポイントになります。
他では味わえない「体験」を得られるところは、
多くの人を集めることができるのではないでしょうか?

空間演出用の照明を使用すれば、
高度な演出は可能になりますが、
演出のためだけに導入するとなると、
費用対効果の検証が難しいかと思います。

また、温室内は温度や湿度の変化が大きく、
農薬も使用するため、
高い環境耐性が求められますが、
薬剤への耐性もある照明は非常に限られます。

一方で、植物育成用LED照明「プロダクションモジュール」の赤/白(DR/W)系は、
植物の光合成に有効な赤色光を多く含みながらも、
人の作業性に優れた色となっております。
また、通常の白色光と比べて、葉が強調されて見えるため、
独特な雰囲気の空間になります。

日没後の補光の様子(長野県 岡木農園様)
日没後の補光の様子(長野県 岡木農園様)

植物栽培に適した光で補光をしているだけなのに、
来訪者に非日常空間での体験をしてもらえるというのは、
とてもお得な感じがしませんか?

ちなみに、観光農園ではない、
通常の農園の場合には、
夏の暑い時期に夜間作業用の照明として活用頂くことができるかと思います。

プラス効果が1つだけでは、
投資回収が難しくとも、
複数の効果を組み合わせることで、
投資回収を早めることができるかと思います。

照明の機種によっては、
赤色光の割合がさらに多く、ピンク色や紫色に近い色見のため、
色の判別が難しくなり、観光農園には向かないものもございます。

赤色光主体の栽培用光源下での色見の違い(1) 赤色光主体の栽培用光源下での色見の違い(2)
赤色光主体の栽培用光源下での色見の違い

温室補光にご関心をお持ちの方は、お問い合わせ下さい。
ご用途、ご要望に合った機種をご提案させて頂きます。

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