広い範囲を検査するポイントとは

(2020年11月)

シーシーエスには、非常に大きなワークを検査したいという依頼も寄せられます。

狭い範囲の検査であれば照明の選択肢やアプローチの方法も多いのですが、

対象物のサイズが大きくなるほど照射する範囲が広くなり、

照明の選択肢も限られてくるため、選定にお困りの方も少なくないのではないでしょうか。

実は、広い範囲の検査には大切なポイントがあります。

今回のそんなお困りごとにも、いつもの名コンビが課題に体当たりで挑みます!

登場人物

  • ライティングコンサルタント Aくん・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導く、期待のコンサルタント
  • 営業マン Bくん・・・若さと元気とやる気だけが取り柄のシーシーエスのムードメーカー的営業マン
  • M係長・・・自動車部品工場で検査工程の改善に取り組む生産ライン責任者

気持ちのいい秋晴れの中、お客様からの相談を受けて自動車工場にやってきたAくんとBくん。

さあ、今日もお客様の抱える悩みを秋空のように気持ちよく晴らすことが出来るのでしょうか?

営業 Bくん

「いや~、今日はいい天気で気持ちがいいなぁ!

 こんな気持ちのいい空を眺めてたら、悩みなんてどこかに飛んでいっちゃうな!」

 

Aくん

「お前に悩みとかあるのか?」

 

営業 Bくん

「そりゃあるさ!今日は牛丼にするべきか、それともカレーにするべきか? けっこう悩んでるぞ。」

 

Aくん

「営業成績じゃなくて、そんなどうでもいい悩みかっ!!」

 

営業 Bくん

「最近は、牛すき定食や豚丼とかも登場して、ますます悩みの種が増えてるんだ。」

 

Aくん

「さて、お前の平和な悩みは置いておいて、ほら、目的地の工場に到着したぞ!」

 

営業 Bくん

「M係長、お世話になりまーす!!」

 

M係長

「やあ、Bくん、今回のワークも実験室には持ち込めないので、足を運んでもらって助かるよ!」

 

営業 Bくん

「M係長の頼みとあらば、火の中でも水の中でもまいりますよ!」

 

Aくん

「実験室に持ち込めないということは、まさか...。」

 

M係長

「Aくん、鋭いね!そう実はこれなんだ!」

 

営業 Bくん

「うわぁ!でっかー! こんな大きなプレス加工品を見るんですか!?」

 

M係長

「そうなんだ。このプレス後の成形品に組み付ける部品の有無を見たいんだけど、

 見る箇所もかなりの広範囲でねぇ~。」

 

Aくん

「確かにこれは手軽に持ち出せるサイズじゃないですね...。」

 

M係長

「さすがに横も縦も1メートル以上の大きなワークを捉えられる照明なんてないよねー。」

 

Aくん

「んー。単体の照明だとなかなか実現は難しいサイズではありますが、

 複合すれば可能性はありますよ! 照明が設置可能な場所はどこになりますか?」

 

M係長

「あまりワークに近い所には置けないけど、1.5mくらい離せば上部のどの位置でも大丈夫だよ。」

 

Aくん

「承知いたしました! よし!B、車に戻るぞっ!」

 

営業 Bくん

「こらーっ! ここまで聞いておいて逃げるのか!?見損なったぞ!」

 

Aくん

「違う、違う。 車に載せていたアレを取りに行くんだよ!!」

 

 

一旦車に戻ったAくんとBくんが、何やら長い棒状のものを複数抱えて戻ってまいりました。

 

 

Aくん

「M係長、お待たせいたしました。

 これからちょっとヤグラを組んで照明を設置させていただきます。脚立をお借りしていいですか?」

 

M係長

「うん、いいけど、一体何が始まるんだ!?」

 

 

ゴソゴソ、ゴソゴソ...。

 

 

Aくん

「M係長、お待たせしました!!」

 

営業 Bくん

「照明スイッチ、ON!!!!」

M係長

「うわぁ!なんだ!この取り囲むように配置された大きなバー照明は!!

 しかも、この照明、すごく均一に全体を照射できているじゃないか!!」

 

Aくん

「はい。この照明は大型バー照明HLDL2シリーズです。

 今回はワイドタイプのHLDL2を4本使用し、四角く組み上げてワークの上方に配置したんです。」

 

営業 Bくん

「最大発光面1,200mmの照明を4本使ってますからね!」

 

Aくん

「もっと照明設置距離を離す必要がある場合は、指向特性の狭いナロータイプに変更すれば

 照度の減衰を抑えることもできますよ。」

 

M係長

「ワークの上部を全面覆わなくてもいいのはありがたいね!」

 

Aくん

「表面状態が鏡のような光沢が強い面でなければ、こんな構成も可能です。

 外乱光が気になる場合は赤外のラインアップもあるので、可視光カットフィルターと併用して

 検査に邪魔な光を抑えることもできますよ。」

 

M係長

「それはありがたい!いや~、ここまで大きなワークをカバーできるとは意外だったよ!

 LED照明は、小さな部品の検査にしか使えないと思ってたからねー。」

 

Aくん

「まあ、そういう意味では今回の検査に関しては、大は小を兼ねましたね!」

                          

M係長

「ほんと!複数のバー照明を組み合わせることで広範囲を均一に照射できるようになる、というのがポイントだねー。

 この方法なら他の大型ワークの検査にも応用できそうだよ!

 あれ? Bくんはどこに行ったのかな??」

バリボリ、バリボリ...。

 

Aくん

「あ!休憩所の片隅で隠れておやつを食べてやがる!!」

 

営業 Bくん

「よ~し!俺も均一にもっと大きくなって、今以上に活躍するぞーーっ!! 」

 

Aくん

「こら~っ! お前がそれ以上大きくなって、どうするんだー!


おわり

■高出力LEDバー照明 HLDL2シリーズ情報

■無料テスト機・テスティングルームのご案内

無料テスト機をご用意しております。
是非、製品の機能・性能・品質をお手に取ってお試しください。

また、国内に13拠点あるテスティングルーム(実験室)で、
ライティングコンサルタントにご相談いただきながらお試しいただくことも可能です。

下記よりお気軽にお問合せください。

■お問い合わせ

フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。

恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。