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2012.04.22

WEB連載『光と色の話』第12回 『色』って何だろう?(その2)

WEB連載『光と色の話』第12回 『色』って何だろう?(その2)が掲載されました!


前回は、「色」が存在するためには、「光」と「視覚」の二つの要素が
最低限必要な条件であることをお話しました。

私たちは一言で「色」と言いますが、「色」は大きく分けると、光源そのものが
発する色(光源色)と、光源からの光を受けた物体が示す色(物体色)があります。

物体色は更に、その物体表面での反射によって発する色(表面色、または反射物体色)と、
半透明物体を透過した光によって生ずる色(透過色、または透過物体色)に分けられます。

光源色は、光源からの光が直接眼に入射して視細胞(錐体)を刺激すること
によって認識される色です。

また、物体色は、光源からの光が物体に当って、その物体特有の波長毎の
反射(透過)特性の影響を受けた光が眼に入射して視細胞(錐体)を刺激する
ことによって認識される色です。

つまり、私たちが普段見ている「色」の内、「光」と「視覚」の二つの
条件だけで成り立つのは光源の色の場合です。




(本文より一部抜粋)



第12回『色』って何だろう?(その2)はこちらから

<バックナンバー>


第1回「明るさ」とは何か?

第2回「光」は「電磁波」の一種

第3回「可視域」とは?

第4回放射量と測光量(その1)

第5回「放射量と測光量(その2)

第6回「放射量と測光量(その3)

第7回「放射量と測光量(その4)

第8回 照度の性質

第9回 輝度の性質

第10回 反射面における照度と輝度の関係

第11回 『色』って何だろう?(その1)

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