ラインセンサで使える！ギラツキや影を無くす意外な方法
（2022年2月）
鈍い光沢があり、凹凸がある不定形なモノをラインセンサカメラで検査したいのに、
一般的な拡散光ライン照明だとギラツキや影が出て、安定しないことがあります。
今回は、そんな時に活躍する意外な方法をご紹介します。
登場人物
- ライティングコンサルタント Ａくん・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導く、期待のコンサルタント
- 営業マン Ｂくん・・・若さと元気とやる気だけが取り柄のシーシーエスのムードメーカー的営業マン
- Ｙ主任・・・食品加工メーカーのお得意様
今日はラインセンサカメラを用いた食品の外装パッケージ検査で、
お困りごとを抱えているお客様がご来社される予定です。
営業 Ｂくん
「どひゃひゃひゃ！冗談はイイ加減にしてよ～！！ それでは失礼しますね。」
Ａくん
「おいおいおい！ お客様になんて対応してるんだ！！」
営業 Ｂくん
「いやいや、訳の分からない勧誘電話なんだよ！」
Ａくん
「え！？それで、何でそこまで盛り上がれるんだ！？一体、何の勧誘！？」
Ｙ主任
「ごめんくださーい！！」
営業 Ｂくん
「あ、ほら、お客様がいらっしゃった！」
Ａくん
「Y主任、いらっしゃいませ！
事前にサンプルワークをお送りいただき、ありがとうございます！」
Ｙ主任
「いやぁ、今日もよろしく頼むね！」
営業 Ｂくん
「先日お貸出しした実機での確認、結果はいかがでしたか？」
Ｙ主任
「いやそれが、どうも上手くいかなくてねー。それで今回お邪魔したんだよ。」
Ａくん
「この食品パッケージの破れ検査でしたよね？」
Ｙ主任
「そうそう、この『ちゃんぽん』のパッケージに鈍い光沢があって、袋が波打っているので、
借りた照明で見ようとすると、一部が反射したり、影になったりで安定しないんだ。」
営業 Ｂくん
「んー、ギラツキで文字が飛んで、なんだかイヤらしいですねー！」
Ａくん
「こら！お前の頭の中がギラついてるから、そういう連想になるんだよ！！
Y主任、実はこの検査にピッタリな照明があるんですよ！！」
Ｙ主任
「おお！それはよかった！一体どんな照明だろう？」
Ａくん
「はい。それはこちらです！！」
Ｙ主任
「？？これ、ただ横長になった面照明じゃないの？」
Ａくん
「はい。その通りです！ 横長タイプのフラット照明TH2シリーズです。」
Ｙ主任
「ん～。なんかこの前試したライン照明よりちょっと発光面が増えただけな気がするし、
この照明でそんなに結果が変わるのかなぁ？」
Ａくん
「まあ、見ておいてください。今からセッティングしますので。」
ゴソゴソゴソゴソ...。
Ａくん
「はい、セッティング完了です！」
Ｙ主任
「なんと！これを2台使用するの！？」
Ａくん
「はい。この横長フラット照明をハの字に設置して、隙間から観察することで、
表面の鈍い光沢や波打ちを目立たなくさせることが出来るんです。
では、早速動かしてみますよ！」
シュイーーーーン。
Ｙ主任
「おお！本当だ！！ギラツキや影が見事に消えて、印刷の状態がキレイに見えるぞ！」
Ａくん
「照明2台を使用して、幅広い発光面で囲む構成にして、
ドーム照明のような効果を出しつつ、光量もしっかりとキープできます。」
Ｙ主任
「これだったら、破れたところもハッキリと区別できそうだね！」
営業 Ｂくん
「ほんとだ！商品名が『ちゃんぽん』になりましたね～。」
Ａくん
「この照明は発光面が大きいので、バタツキやすいシートの検査や、
ワーク表面のギラツキを緩和させたり、バックライトで均一な状態を作ったり、
活用範囲が相当広い照明で、意外と使えるヤツなんですよ。」
Ｙ主任
「（笑）・・Bくんのような照明だね！あれ？そういえばBくんはどこに行ったんだ？」
営業 Ｂくん
「もしもーし？ またあなた？ どひゃひゃひゃ！いや～、勘弁してくださいよ～！
もう、変な事ばっかり言って～！」
Ａくん
「こら～っ！！勧誘電話にこんな場面で対応するな～！！」
Ｙ主任
「Bくんの頭の中のギラツキで、今度はどんな解釈になってるのかな～（笑）」
本製品は、シーシーエスのテスティングルーム（実験室）で、
ライティングコンサルタントにご相談いただきながらお試しいただくことが可能です。
ぜひ、下記フォームよりお問い合わせください。
■お問い合わせ
フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。
恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。