複数照明での検査システム改善、
とっておきの手法があります!

(2024年4月)

検査をする際、照明や機器構成を変更することで、驚くほど簡単に改善できることがあります。
今回は、従来では大変だった複数照明を用いた検査システムでの改善事例をご紹介します。

登場人物

  • ライティングコンサルタント Aくん・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導く、期待のコンサルタント
  • 営業マン Bくん・・・若さと元気とやる気だけが取り柄のシーシーエスのムードメーカー的営業マン
  • L課長・・・長年CCSの製品を愛用する樹脂加工メーカーのお得意様

今日はお客様がご来社され、エリアカメラを使用して実験を行なう予定です。

営業 Bくん

「ふんふんふ~ん♪」

 

Aくん

「おや? 今日はやけに上機嫌だな。

 どうせ、近所のうどん屋のサービスチケットで

 カレーうどんが割引きになったとか、そういうことだろ?」

 

営業 Bくん

「うわ、すごいな!何でそんなことまでわかるんだ?」

 

Aくん

「服が、カレーうどんの汁で斑模様になってるからなー。」

 

営業 Bくん

「しまった!こんなに飛び散ってるとは!

 あ、これよく見ると、汁だけじゃなくて具のカケラもついてるぞ。」

 

ピンポ~ン!

 

Aくん

「あ!しょうもないこと言ってるうちにお客様がいらっしゃったぞ!」

 

営業 Bくん

「いらっしゃいませ!L課長、今日はどういった課題でしょうか。」

 

L課長

「Bくん、このワークサンプル覚えているかい?」

 

営業 Bくん

「あ!この樹脂製品は確か、分割照明を用いたフォトメトリックステレオ法で

 観察したワークですよね?」

 

L課長

「そうそう。おかげさまでこっちはうまく検査出来ているんだけど、

 今度はこのワークなんだ。」

 

営業 Bくん

「うわっ!デカッ! 欠点は以前のワークと似てますね。」

 

L課長

「そうなんだ。これも同じ方法で検査したいんだけど、サイズは大丈夫かな?」

 

Aくん

「このサイズなら、取り囲むのに長さ450mmのバー照明が4台必要ですね。」

 

営業 Bくん

「照明も大きいし、消費電力も合計200W近くになるかな~。」

 

L課長

「今の電源だと容量オーバーだねー。電源を複数台構成にすると、

 発光タイミングの制御が難しくなっちゃうし、困ったな...。」

 

Aくん

「諦めるのは、まだ早いですよ!

 L課長、電源を別の電源に変更させてもらってもいいですか?」

 

L課長

「それは構わないけど、電源の設置スペースもあまり余裕ないから大きいのは置けないよ?」

 

Aくん

「ご安心ください! こちらの電源ならいかがですか?」

 

L課長

「うわ!なに、この電源?

 今の半分くらいのサイズなんだけど?」

 

Aくん

「はい。こちらの電源コントローラー『CD-VAシリーズ』は、

 外部から24Vを入力いただく必要がありますが

 非常にコンパクトで、電源容量は最大200Wまで対応可能です。」

 

L課長

「ということは、この小さな電源ひとつで

 巨大なバー照明4本を個別に点灯制御できるの?」

 

Aくん

「その通りです。もし複数ライン分を構築するなら、電源を複数連結することで、

 最大16チャネルまで増やすこともできるんですよ。」

 

L課長

「それはすごい!」

 

Aくん

「そしてこの電源、コンパクト・大容量なだけではありません。

  フォトメトに必要なシーケンス制御も最大16ステップの登録が可能で、

 各チャネルの点灯パターンと、調光値、点灯時間の設定をすることで、

 1点のトリガー入力で、各チャネルの点灯・消灯の切り替えを実行できます。」

 

L課長

「おー、PLC側でチャネル毎にトリガー設定しないでいいのは便利だね。」

 

Aくん

「さらに、PWM制御、電圧可変制御、ストロボオーバードライブの3つの調光方式を、

 チャネル単位で設定して撮像する事もできるんです。」

 

L課長

「なんと!オーバードライブにも対応してるの?」

 

Aくん

「光量が求められる検査の場合はストロボオーバードライブ、

 ラインセンサカメラでの検査で照明のチラつきなく撮像したい場合は電圧可変と、

 状況に応じて多彩な調光方式が選択可能ですよ。」

 

L課長

「いや~!こりゃすごい!!早速試してみたいよ!

 あれ?  Bくんはあんなところで何してるのかな?」

 

営業 Bくん

「ほら、見てください!この小さくコンパクトなコントローラーひとつで、

 バー照明4本が順番に光って、僕のシャツに広範囲に飛び散った

 カレーうどんの汁だけじゃなくて具も浮かび上がってきましたよー!」

 

Aくん

 

「こら~!そんな事に、とっておきの手法を使うんじゃないわーー!」

 


おわり

DC入力電源 CD-VAシリーズ

コンパクトで多機能 CD-VAシリーズ

  • ●照明出力は2チャネルで100W、4チャネルで200W
     (いずれも1チャネル当たり最大50W)
  • ●赤外線通信で最大4台まで機体連結が可能
  • ●チャネル単位で、3つの調光方式の設定が可能
     (PWM制御、電圧可変制御、ストロボオーバードライブ)
  • ●視認性に優れた表示画面と高い操作性
  • ●扱いやすさを追求したコンパクトサイズ

コンパクトで多機能 CD-VAシリーズ



本製品は、シーシーエスのテスティングルームで、
ライティングコンサルタントにご相談いただきながらお試しいただくことが可能です。

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