あきらめていた狭小スペースに設置可能なライン同軸ユニット
(2026年4月)
検査に有効な照明は見つかったのに、装置のスペースに収まらない、というケースがあります。
例えばCIS(Contact Image Sensor)を使用した機器構成では、
ワークに近接した状態で使用するために、照明の設置スペースが必然的に限られてしまいます。
今回はこれまであきらめていた狭小スペースの有効活用を実現する画期的な照明をご紹介します。
登場人物
- ライティングコンサルタント Aくん・・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導くコンサルタント
- 営業マン Bくん・・・元気とやる気だけが取り柄のシーシーエスのムードメーカー的営業マン
- P係長・・・高機能フィルム製造装置メーカーの検査システム担当者
今日はフィルムの検査をしているお客様が、難しい課題があるということで、ご来社です。
営業 Bくん
「ふむ、ふむ、なるほど~!」
Aくん
「ん?どうしたんだ?お昼休み中に調べごとか? ずいぶん勉強熱心じゃないか!」
営業 Bくん
「だろ~?この特集見てくれよ。
今の時代は、コスパだけじゃなくて、時間もメリットが感じられる“タイパ”や
スペース面でメリットを感じられる“スぺパ”を重視されるらしいぞ!」
Aくん
「まあ、ね。時間は昔から時短商品って流行ってたけど、
部屋とか収納とか考えたときにスペース面で工夫されてる商品が増えてきてるようだな。」
営業 Bくん
「そうなんだ!だから、うちの照明も折りたたみ傘のように小さくできる
コンパクトなやつとか作ったら大ヒットするんじゃないか?」
Aくん
「検査用照明に余計な可動部つけたら不安定で仕方ないわ!」
ピンポーン!!
Aくん
「あ、ほら、そんなこと言ってるうちに、お客様いらっしゃったぞ!」
営業 Bくん
「P係長、ようこそ、さあ、こちらの実験室にどうぞどうぞ!」
P係長
「Bさん、先日はありがとね! 教えてもらった近所の定食屋、
コスパが最高で、あれから何度も通ってるよ。」
営業 Bくん
「それは何よりです! でも、あのお店、お昼一番を逃すとタイパが一気に悪くなるんですよね~。」
P係長
「タイパ?ああ、タイムパフォーマンスのことね。確かにそれも重要だよね。
それより早速なんだけど、この高機能フィルムの検査をしたいんだけど、どうかな~?」
Aくん
「このフィルム、結構特徴的なフィルムですねー。」
P係長
「そうなんだよ。特殊な加工が施されていて、
真正面から見たときと、斜めから見たときでだいぶ見え方が変わるんだよね。
だから、普通にカメラで撮像しても視野の中心と端部で結果が大きく変わってしまって...。」
営業 Bくん
「うわ、これ、丸で囲ってある部分の欠陥は、
ホントに真上からまっすぐに観察しないと見えないじゃないですか!」
P係長
「そうなんだよね~。ラインスキャンカメラで実験してるけど、いい感じに撮れないんだよ~...。」
Aくん
「なるほど、これだけの幅をまっすぐ真上から観察しなければならないとなると、
できることはだいぶ限られますねー。
現状お考えの構成からはガラリと変わるのですが、こちらを試してみましょう。」

P係長
「おお、これは?新しいラインスキャンカメラ用照明?」
Aくん
「これは照明ではなくCIS(Contact Image Sensor)と呼ばれているものです。
コピー機をイメージしてもらえるとわかりやすいんですが、
センサーとレンズが一体化しているので、
どの位置でも同じようにまっすぐ下を観察することができるユニットなんです。」
P係長
「おおっ、真下を観察できるなら
ワークの端のほうにある欠陥も中央と変わらず検査できるというわけか!」
Aくん
「その通りです。ただ、CISはワークにかなり近接させて設置する必要があるので、
照明の設置スペースに大きな制約が出てしまうんです。」
P係長
「なんと、そういうことか。困ったな。
見たい欠陥に有効なのは、カメラと同軸上の光なんだよね~。
この機器の下に同軸照明が置ければいいんだけど、このスペースじゃ無理そうだなぁ。」
Aくん
「確かに一般的なライン光源に取り付ける同軸ユニットではこのスペースには入りませんね。」
営業 Bくん
「ほら、だから言っただろ? 照明もスぺパが大切なんだよ。スぺパが。
この同軸ユニットを折りたたんで半分の高さにしてくれよ~!」
Aくん
「こらこら、無茶を言うなよ!さすがにそれはできないけど、
CISにぴったりな同軸照明はあります!」
P係長
「えー!、こんなに平べったい同軸照明あるんだ!」
Aくん
「はい。この超薄型同軸照明は、レンズの下に挿入する個所の厚みがわずか9mmという薄さです。
同軸照明の高さ方向の発光面幅をラインスキャンカメラやCIS向けに極力小さくし、
放熱構造も外側に配置することでスぺパ抜群の薄さを実現しています。早速、試してみますね。」
ゴソゴソゴソ...。
Aくん
「お待たせいたしました。それでは画像を取り込んでみます。」
シュイーーン。

Aくん
「こちらが超薄型同軸照明とCISを組み合わせて撮像した画像です。」
P係長
「おおお!こりゃすごい!真ん中の欠陥も、端にある欠陥も両方しっかり見えている!!
こんな方法で課題が解決できるなんて!」
Aくん
「この照明、発光面は最大800mmまで対応できますので、
このフィルム以外にも使える検査があればぜひ合わせてご検討ください。」
P係長
「ありがとう!これで社内にもいい報告ができるよ!」
営業 Bくん
「それはよかったです! それでは、1階までお見送りしますね。」
Aくん
「あれ、エレベーターがやけに混んでるな...。P係長、ちょっと窮屈ですみません。」
営業 Bくん
「では私も失礼して...。」
Aくん
「もう満員だから、おまえは階段で降りてくれ~!」
営業 Bくん
「そんなことないぞ、こうやって体を折りたためば・・」
ブーーーーッ!!(エレベーターのブザー音)
Aくん
「・・・スペース以前の問題だよね~。」
■CIS用薄型同軸照明
WDの短いCISで、明視野での観察を実現しました。欠陥種類に合わせた様々な照明構成のご提案が可能です。
■撮像事例


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